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実家の片付けを考えはじめたとき、多くの人がまず気になるのは「物の量」だと思います。けれど、実際に困るのはそこではないかもしれません。
一般社団法人終活協議会が2026年8月に行った調査(2026年9月17日公開)では、実家の片付けや遺品整理で保管場所を把握していないと最も困るものとして、「お金に関する書類」が49.3%で最多でした。片付けの課題は、物の量より「どこに何があるか分からない」という情報不足にある、ということがうかがえます。
「誰が担うか」も決まっていない
同じ調査では、親の家の片付けが急に必要になった場合、「まだ誰が担うか決まっていない」と答えた人が38.7%にのぼりました。また、遺品の中で最も処分に迷いそうなものは「写真・アルバム・手紙」が43.0%で、実務面(書類)と感情面(思い出の品)の両方に、別々のハードルがあることも分かります。
つまり、実家の片付けで最初に向き合うべきは、「捨てる・残す」の判断より先に、「どこに何があるか」を把握しておくことなのかもしれません。
把握しておきたい書類の例
- 不動産の権利証・登記関連の書類
- 預金通帳・キャッシュカード・印鑑
- 保険証券(生命保険・医療保険など)
- 証券口座・株式の取引関連の書類
- 年金関連の書類
- 土地・建物の契約書、賃貸関連の書類
これらは、相続の手続きが始まったときに真っ先に必要になるものでもあります。片付けそのものより先に、「どこにあるか」だけでも確認しておくと、いざというときの負担がかなり変わってきます。
親に聞くときも、無理に「全部出して」とは言わない
書類の場所を確認したいときも、片付けの切り出し方と同じで、「捨てる前提」で聞かないことが大切です。「何かあったときに困らないように、大事な書類がどこにあるかだけ教えてほしい」というように、目的を安心・安全に置いた聞き方にすると、受け入れてもらいやすくなります。
エンディングノートを使うという選択肢
書類の場所や契約内容を、親自身に書き留めてもらう方法として、エンディングノートがあります。聞き取りながら一緒に記入できるタイプなら、子どもが主導するのではなく、親が自分のペースで書き進められるというメリットがあります。
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まとめ
実家の片付けというと、物を減らす作業をイメージしがちですが、まず把握しておきたいのは「お金に関する書類」の場所です。約半数の人がここで困っているという調査結果もあります。片付けに着手する前に、「どこに何があるか」を確認しておくことから始めてみてください。
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参考:一般社団法人終活協議会「遺品整理の実態(2026年版)」に関するアンケート(2026年8月実施、2026年9月17日公開) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000074510.html


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